兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

京都一周トレイル④鞍馬ー高雄


9月24(土)

やっと朝晩涼しくなり、長雨も収まったしと、京都一周トレイルの続きを歩いてきました。
前回の終点「北山46」が今回のスタートです。






京阪電車出町柳駅から叡電に乗り換え、二ノ瀬駅に下車したのはハイカーばかりの5人。








山側に入ったところにある神社。
富士神社と守谷神社?なぜか一つ屋根に並んでます。
双方に山の安全をお願いして歩きます。












昨日の雨のため道は濡れて、岩や土面は滑りやすくなってます。
わたしの今日の靴はM社製、実は最近C社製の靴も購入しましたが、靴慣らしで雨の歩道で滑った。その後山でも履いたけど、やはり濡れたところでは滑りやすかった。
メーカーで違うんだと気が付きました。

濡れた地面、最近の情報では京都北山でもヤマビルが活動してるらしい。
こんな環境はヒルには待ってましたと言いたいような・・・・・・・
ヒルに噛まれた場面をご親切にも動画でアップしてる方が・・・・・血だらけ・・・
あんなの見せられると気の弱い私は超ビビってしまいます。
そこで先日この日のために購入した「ヒル下がりのジョニー」を足元にたっぷり散布しました。(これが後で困ったことに・・・・)

最初からぐんぐん高度を稼ぎ30分ほどで夜泣峠。













それにしても人に出会いませんね。もっとも同じ方向に歩いてる可能性が高いからとも思いますが。


これと言った変わりばえしない道で、日記に書くにもどう書く?状態。
いつも苦労するのは、こんな道を歩いてます的な写真をアップしますが、どうもイマイチ気に入らない。
やっぱり歩いてる人物が入ると雰囲気ががらりと変わっていい感じになるのだが・・・・
誰かモデルになってくれる人はいないかなァ・・・・・・
こうも人が少ない、いや、出会わないと写真の撮りようがないですが・・・・・・・
誰かモデルに・・・・・・・
いるじゃないですか、近くに。あまりにも近すぎて気が付きませんでしたよ。

「すんません、ちょっとモデルになっていただけないでしょうか」?
「なに!オレ」?
「ハイ。なかなかのスタイル、イケメンでらっしゃるので是非」
「しかしなァ、困ったなァ」
「そう言わずにお礼も弾みますし」
「お礼って何」?
「山を下りましたら飲み放題食べ放題で如何でしょう」
「よっしゃ!引き受けた」

とまァ、契約成立と言うことで、ここからはモデルさん中心の構成となっております。
イケメンモデルさんがいない場合と入った場合の比較。












眺望もあまり利きませんが、たまに隙間から京都市内方面が。













ヒルはくっついてないだろうなあと、
 時々足元を気にしてましたが、
あるとき「ハチだ!これひょっとしてあの恐ろしいハチ?」
早くどこか行ってくれとじっと待ちますが、・・・・・
明らかにヒル下りのジョニーの湿った液体のにおいを嗅いでる様子。
下手に動くとヤバイ。じっとしたまま立ちすくむも一向に離れないで、今にも止まりそう。「やめて下さいよ」「動けない」(今思えば写真撮るんだったが、その時はとてもとても・・・・・・・)
ダ-っと走ったら追いかけてきて、ブチュっと一発食らう?
恐ろしや恐ろしや。

何分待ったか?
ダメです。完全に気に入られてしまいました。ここで刺されたらどう処置する?
レスキュー呼ぶべき?などなど頭の中はパニックに近い。
こうなったら賭けです。頭付近を刺されないように帽子を振り回し一気に走ってしゃがむ作戦。

帽子を手に取り、1、2のさ-ん。
ダ-っとダッシュ、5m走りしゃがむ・・・・?
ん?無事? どこ行った?振り向くもわかりませーん。
とにかく助かったようです。

この後2回アシナガバチにも気に入られてしまいました。このハチなら刺されても被害は小さいので余裕で振り払いましたが・・・・。
初使用のヒル下がりのジョニー、皆さんこんな経験ないですか。



スタートから約2時間、加茂川の上流域に出ました。
発電所なんかもありますね。

雲ケ畑にいく道路を渡り山に入ります。
空は今にも降り出しそうな感じになってきました。今日は夕方まで持つはずなんだが・・・・・・







































スタートから3時間ちょっとで氷室の里に入ります。




















































ここで氷室跡を見学に行こうと道標に従い田んぼのあぜ道に入りますが、ホントここでいいの?と躊躇するほどの田んぼの縁を歩きます。


夏に宮中に献上する氷を保存してた所ですが、今は大きな穴ぼこが3個あるだけで、ヒヨドリ花がいっぱい咲いてました。






















しばらく舗装路を歩き(この春チャリで走った京見峠の道)山のいえはせがわに入ります。
こんなところにありながら、十台以上の車が止まってました。
私はここでは食したことありませんが、美味しいんでしょう。
駐車場を抜けて林道に入ります。

早くも1時前、腹が減ったと食事場所を探しながら歩き、適当な場所で昼とします。












久しぶりの即席ラーメンです。ブタキング、太麺でこしがありなかなかのものです。

ゆっくりして、出発です。


























そして2時40分沢池に到着。





















ここで大休止。
モデルさんにも今までの写真をチェックしていただきました。

「後姿ばっかしじゃね。せっかくのイケメンの顔が・・・・・・・・」

「いやいやこの後姿が良いのだ。こっち向いたらみなさん風景より顔に引き付けられるだろ。よせばいいのに拡大したりいらんことしやがるから」

「いやいや、顔が見えんと俺かどうかわからん」

「安心してくださいよ。ちゃんと正面からも撮ってますよって」「ほら」

「お=お=いいんじゃないの、モデルが良いと映えるねェ~」



さて、最後の登りに入り、福ヶ谷林道を一気に下ればそこは高雄。














7時間30分の歩きでした。
次回は京都トレイルも最終回。
ここから嵐山、松尾までです。










「モデルお疲れさまでした。次回最終回もお世話になりたいですが・・・・」
「いやいや、あまり登場すると飽きられるから御免と言うことで」
「それは残念ですが、これから京都駅に出て打ち上げとしましょうか」