兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

桜の原谷苑から北山へ






























5万分の1の地形図

実はこれは私の若い時の軌跡。
京都市内に住んでましたので、
京都北山はチャリで走る庭みたいな存在でした。

この地形図で道を探しては走りに行ってたわけです。
走った道は蛍光ペンでなぞり、日付やダートの記入も。
実はこの地図探しもしてなかったのですが、どこに仕舞ったろうと最近思っていたのですが、たまたま他の探し物の最中に見つけました。先週のことです。
なつかしさに見入ってしまいました。

先日の江分峠なんか点線ですから、当然ハイキング道であるわけで、私がチャリで通った時は大雨の後だったんだろうか、土砂崩れで自転車を担いで通過したなどのことを思い出しました。
今は年一便のバスが走る(笑)立派な道ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



原谷苑の桜を愛でた後、
「さてどうする」?が、
また始まり、
なんかブランクも感じさせない走りが出来たことだし、
先日は懐かしの地形図も出てきたことで、やっぱり北山をちょこっと覗いていきたいなぁとなりました。


ここから北山に入る道で一番近いのがやはり京見峠への道。
実は2年前にもウン十年ぶりに走ってます。
この道は私が走った北山の中でも一番回数が多く通った道で、数十回になるかなと思います。ちょっと時間があれば回ってこれましたから。

鷹峯から30分ほど上り坂を走れば京見峠。標高446m





















2年前に来た時も「このあたりから京都市内が見えたはずなんだが・・・・・・」と。
しかし見えるところがない?「なんで」となりました。

今回はその検証しました。どうも南側の市内が見える場所の杉の木が大きくなったためではないか、という結論。











今日はここまで来る予定ではないので、カネヒラ特製ラーメンは準備なし。取りあえずはコンビニおにぎり弁当で昼食。
昔は茶屋があったんですが、入ったことはなかったです。
それと当時は自転車乗りは少なく、めったにこんなところでは出会うことがなかったのに、今では食事中15分くらいの間に数人通過しました。

食事も終わり、少し行くと「オッと、京都が見えた」




















そうそう、これが京見峠の眺めだ。
目の前の杉の木を枝打ちしたので、この眺めが出たわけです。

下りに入って少し行くと湧き水の出ているところがあります。しかしこの場所が悪い。エッチラオッチラ登って、やっと下りの道でぶっ飛ばしてるわけで、「ア~水だ」
と思っても止まるのが辛い。なんと今まで一回も止まったことがない!
しかし今日は初めて停車しました。












ゆっくり味わってごくりといただきました。「うん~ま」
すぐ近くには「ショウジョウバカマ」も咲いてました。



こんな感じの道を弾丸のように下り落ちます。

たまに車が来るのでそこは慎重に。






周山街道(R162)に出ると交通量増えます。
すぐ旧道に入り、中川地区に。




















そうここは北山杉の産地。北山杉といえば高級床柱。
今の時代、床の間がある家が少なくなってきてるし、厳しいのかなアと。
街道の両側には北山杉の美しい姿を見ることが出来ました。





















ここで思い出しました。
菩提の滝です。ここ中川地区から林道をしばらくは入ると滝があったことを。
林道の入り口は?とスピードを落として走ると、意外とわかりやすい場所で、東海自然歩道の案内板も設置されていました。


今は舗装されてますが当時は当然ダート道。
だらだらと上り坂が続き、たまにオフロードのバイクに出会います。

やがて滝に??
女滝?






ショック、こんな滝記憶にない!

ここは記憶では最低2回は来てるはず、
にもかかわらずこの滝には記憶が全くない。

ウソだろ、後で誰か作ったんじゃないの。
これだけの滝が記憶に残ってない。
ヤダねえー
やっぱりショックだ!







ここからすぐに目当ての菩提の滝が・・・・・・・


が、しかし、
立ち入り禁止。
そう、昨今の大雨でここも崩れたのでしょう。滝つぼに下りる階段が川底辺りでばらばらに転がってるのが見えます。とても下りるのは無理。滝すら見えません。
せっかく何十年ぶりに来たのだから何とか見たいものだと。

そこでロープ(なんの?)をまたいで侵入。岩の上から滝を見下ろしてみました。
イマイチよくわかりませんが、左から右に滝となって落ちています。




















昨日の雨の後だけに水量も多く、滝つぼから見たらさぞや迫力があったろうな ぁと思われます。

さてここでまたも思案。この先さらに奥に行くと、沢の池がある。当時一回だけ行ったことが記憶にあるし、静かな森に囲まれた池のイメージは残ってはいるのだが・・・・

結局本日は引き返すことに、次回のために?残しておこうということにして、R162に戻り高尾へ。




















清滝川沿いの楓も新芽が出始め、間もなく眩しいくらいの新緑に染まることでしょう。
さらに栂ノ尾辺りでは、はっと息をのむような風景が山の斜面に広がってました。






















特に京都市内側から入ってくる場合、カーブの手前でこの景色が目の前に飛び込んできます。これは一見の価値ありです。
紫の花はミツバツツジと思われますが、白い花はなんでしょう?コブシ?

この情景は有料駐車場から見るしかないのですが、お金が徴収されるのは連休などだけらしい。今は勝手に止められると近くの方が話してました。
でもみなさん、お金を取られると思って、徐行はしますが「有料」の文字が目に入るので通り過ぎていきます。

やがて嵯峨野広沢の池、向こうに見えるは愛宕山























このあたりまで嵐山渡月橋から人力車が来ていました。

桜は残念ながら散り初めでですが、地元の人でしょうか、花見宴会をされてました。



桜は見ごろを過ぎてしまったけれど、嵐山は凄い人人人となってます。
渡月橋も貸しボートもご覧の通り繁盛してました。











しばし休憩をして、嵐山木津サイクルロードをひた走り、帰途につきました。
朝通過した流れ橋ですが、夕方5時前の様子です。




















本日の走行距離88㎞でした。
数か月のブランクがあってこれだけ走ってしまうなんて、さすがですと自分を褒めておきました( ^)o(^ )

長々とお付き合いありがとうございました。