兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

シャクナゲ求め比良山系へ

4月30日(土)
ゴールデンウィーク2日目、ちょっと早いかなと思いつつシャクナゲを見に、琵琶湖バレイから堂満岳まで歩いてきました。
JR湖西線志賀駅ホームから見た、左が琵琶湖バレイ打見山。




















今日は楽ちんにロープウェイで一気に1000mまで上がってしまおうという算段です。そこから堂満岳まで縦走しようと言うわけです。

ロープウェイ乗り場までのバス、最後に乗り込んだ私ですが、座席は満タン、私一人一番前に立ってると、「座席空けましたので座ってください」と女性の声。
わざわざ一番後ろの席から来てくださいました。
3~4歳くらいの子供さんを連れた方で、子供さんを膝にのせて席を空けてくれたのでした。
お礼を言って前の席を見ると、2人席の片方にザックを置いて一人で占拠してる山男が・・・・・・
モラルの問題でしょうが、同じ山人として気分が悪かったです。

ここの121人乗りロープウェイは日本最速だそうですが、眼下の眺望を楽しんでもらうため減速運行してるとのこと。











一気に1000m上がってしまうわけですから、下は新緑でも上は枯れ枝雰囲気。

視界はご覧の通り、かろうじて琵琶湖大橋が見えるくらい。この時期は仕方ないですね。






















まずは汁谷のシャクナゲを見ようと
冬季はスキー斜面になるところを下って行きます。
こちらに来るハイカーは少なく、前の二人と私だけのようでした。

木戸峠分岐を過ぎてしばらく下ると、谷川に沿ってまずはクリンソウですが、これはまだまだで葉っぱだけでしたが、結構たくさんありましたので、あと2~3週間で咲きそろうのではと思います。

そしてシャクナゲですが、思ってたより少ないですね。ネットで知り、初めて来たわけですが・・・・・
それに咲いてない。蕾はそこそこありますが、取りあえず一番花が多かった木を写真に。





















先ほどの木戸峠分岐まで戻ります。
ここから比良縦走路に入り堂満岳を目指します。
風はひんやりですが、歩いてる分にはちょうど良いくらいの気温で、天気も申し分なく、木々の葉っぱもまだほとんどないし、木々の間からは琵琶湖や周りの山々も見えるし、快適な歩きが出来ます。




















イワカガミもたくさん生えているのですが、みんな蕾ばっかし。かろうじて開き加減の一株でした。















11時丁度、比良岳(1050m)
到着。

ここまでは数人と出会っただけの
静かな歩きです。

ここから少しのところの大岩からは、眼下に広がる琵琶湖が見えます。






















そして葛川越付近からは




















新緑と手前の冬模様の木々の対比が面白いです。
そしてまたチラチラとシャクナゲも見受けられます。

先ほどの琵琶湖バレイのシャクナゲと比較してもこちらのほうが開いてる率は高いですね。標高は変わらないと思いますが・・・・・・・。























そして問題の烏谷山。
何が問題かというと、私が初めてここを歩いたとき(今回2回目)ここで道を間違えました。左手のほうにはっきりした踏み跡が見えるので、疑いもなしに入ったわけです。
しかし、踏み跡は薄れ、怪しくなってきて???状態。
ヤバイとにかく戻ろうとするが、戻るにも???状態。
一歩間違えば遭難でした。(正しいほうは3m程先から激下りのため、頂上地点からは見えない)
今回ここで休憩してると、少し前に追い越しって言ったトレランの方2人が、そう、その間違いのほうからお出まし。
話し方からやはり間違えたようで、さらにもう一人リュックを背負った方がお出まし。
笑ってしまいますね。(笑い事ではないですが)ここで私を含めて「ここに道標ほしいよなぁ」となりました。



荒川峠手前の眺望の良い場所でお楽しみのお昼タイム。

左の山の上が琵琶湖バレイ山頂駅。







本日のカネヒラ特製旭川ラーメン
具に注目。
山菜入りです。
昨日バードウォッチングを兼ねて里山を歩きながらの収穫物の残り。
タラの芽、コシアブラ、ワラビの豪華?顔ぶれです。
コシアブラの独特の味はなかなか気に入りました。

ゆっくりと食事の後は、いつもながら足が重い。
またまた可愛いきれいなお花に遭遇。比良山系では先ほどのイワカカミと並んで良く見かけるイワウチワ。











































これはナンテンショウの一種でしょうか?(マムシグサと教えていただきました


荒川峠、南比良峠と過ぎて
いよいよ本日のメインイベントの堂満岳へ。
私今まで堂満岳は登ったことないのであります。
特にこの時期は皆さんシャクナゲ目当てに多くの登山者でにぎわうと聞いておりましたが、思ってたほど多くはありません。

もっとももう2時を回ろうとしてますから、皆さん下山に向かわれてるのでしょうか。
登るといってもこの辺りはそこそこの標高があるわけで、シャクナゲロードを二踏ん張りすれば良いくらいでしょうか。
ではシャクナゲをご覧ください。















































































































































頂上には数名のグループの方と
後は単独の方と思われる数人が休憩中です。

後はここから下るだけ。地図によると1時間40分かかる。現在2時40分。4時20分下山で4時40分のバスに丁度良しかと。



最初2~300mは激下り、慎重におります。疲れてくるとどうしても踏ん張りがきかなくなってくるのと、バランス感覚も悪くなってくる自覚があるので、ここは慎重の上にも慎重に。
それでも時々可愛い花たちに癒されながら。































そこそこ下ってくると新緑が目に眩しいくらいになってきます。

今日も無事に歩くことが出来たことに感謝。
下山後JR比良駅から見た左が琵琶湖バレイ。そして右の三角の山が堂満岳。