兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

サギソウとハッチョウトンボ

8月19日(土)
真夏のこの時期恒例のサギソウを求めて、山友さんと湖南アルプスを歩いてきました。





















水の流れの岩場で、一見涼しそうですが実は猛烈に暑い(笑)

この純白なユリはシンテッポウユリでしょうか。






















最初のサギソウ群生地




















アレレ?
全く見当たりませんよ?

何とか咲いてたのを見つけました。この場所たった一輪です。





















ここでハッチョウトンボも発見。


昨年もここで紹介しましたが、肝心の大きさが伝わらない。
せっかくの売りもものである「日本一小さいトンボ」が伝わらない。
(世界でも最小クラス)
そこで山友さんの編み出した、「一円玉大作戦」。


どうですか?この作戦。
この一円玉にうまい事乗ってくれるでしょうか(笑)
いやいや笑っては失礼ですぞ。
昨晩寝ないで考え出した作戦だそうですから。

このハッチョウトンボ、あまり怖がらないんですね。カメラを数センチまで寄せても逃げなかったりしますから。

そこでハッチョウさんの近くにそ~っと一円玉を近づけます。
しかしこれがなかなか。飛んでは近くの葉に移動するだけ。
どうも細いものがお好きなようです。
ところがついにキタ~~!!














いやいやうまいこと行きません(笑)

でもでもキタ~!


















これでキタことにしてください(笑い)
山友さん精一杯の努力の成果です。


















一円玉の直径と胴体の長さが一緒と言うことで大きさが伝わったのではと思います。

この真っ赤なのが雄です。人間以外の生物は何と言っても雄が鮮やかな姿をしてます。人間以外は・・人間以外は(笑)
先日のタナゴの婚姻色も雄ですから。

ではなぜ雄はこんなに鮮やかなの?
人間以外の(またまた強調)生物は悲しいことに雄に雌を選ぶ権利がない!
相手を選ぶ権利は雌にしかないんですね。したがって雄は雌の気を引こうと目いっぱい綺麗にお化粧するんです。人間とは反対ですね。

右が雌です。






















そして決定的瞬間。慌ててボケてしまいましたが。





















交尾の後即雌は産卵を始めました。ハヤ~!

しばらく楽しんだ後、さらに湿地帯や池周辺を歩きながら進んでいきますが、
サギソウはなし。
いったいいったいどうなってしまったの?
しばらく歩き広い湿地帯に出ます。

「おーおーおーここは咲いてる」





















良く見ると蕾もいっぱいあるし、うっかりすると気が付かないで踏んでしまいそう。
まずは腹ごしらえと思ってシートを広げるにも、良く見ないとあっちこっちに蕾だらけ。これはこれはまだまだ1~2週間は見ごろが続くのではないでしょうか。

昼飯後はゆっくり鑑賞タイム。





























































良く見るとサギの羽が花によって違います。
幅の広いのや細いのや、それと一本の茎から一輪や二輪三輪まで咲いてるのがあります。

最後の群生地に移動します。
ここでさらに「指先大作戦」
先ほどは一円玉で大きさを測ろうとしましたが、今度は指先に乗せようと・・・
その前にサギソウに一瞬だけ・・・・





















ついにやりました
指先トンボ





















あんまり真剣に見ない見ない、さらっと流して見る(笑)

それにしても暑かったけど、暑さも忘れるほど楽しい一時を過ごすことが出来ました。

この後せっかくだからと頂上を踏んでから下りました。