兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

3年振りのヒレンジャク

2月12日(月)
3年前に初めてヒレンジャクを見てから毎冬通い始めた伏見の疎水沿い。
しかしここ2年は飛来しなかった。
ところが今期は飛来したという情報が・・・・
早速胸ワクワクで出陣となりました。

現地到着




















数人カメラをセットして手持無沙汰の様子。
これはいないな!と・・・・
常にいるわけではなく、周回してくるのを待つことも。また、その時で飛来数は多かったり少なかったりとするわけで、運に任せるしかないのであります。

私はここで何時間待てる根性があるか?じっとしてるのが苦手なので適当に疎水沿いをウロウロしながら時々戻ってこようかとカメラの準備をしてたら、散歩で通りかかった方が、「あのあたりにいるよ」と200m程先を指さして教えてくれた。
早速皆さん移動開始。

ついにゴタイメ~ン。。・・・・・ですが・・・・・


















木のてっぺん近くで遠い高過ぎる。10羽くらい確認できますが首が疲れる(笑)

ところが僅か5分ほどで一斉に飛び立ってしまいました。そしたら驚くことに数十羽の群れでありました。
いやいや残念と皆さんと一緒に飛び立った方向を眼で追うと、なんと私たちが最初に居た付近に着陸。またまた移動です。

さてさて、ここで大撮影会が1時間近く続くのでありました。







































正義の戦士 5レンジャ~~ならぬ・・・4レンジャ~~ク。






















見よ!この歌舞伎メイクを・・・・・海老蔵さんもマイッタ・・・・かな。


























































お断り
ただいま食事中の方は、この先の閲覧をお控えください。
食後ごゆっくりどうぞ・・






















この緑のまんまるなボンボンのような植物がヤドリギ(宿り木)
花言葉は「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」などなどだそうです。
なんとなくヤドリギのしたたかな生き方にこの言葉が分かるような気がします。

ヤドリギは読んで字のごとく、他の木に宿ってる、いわゆる寄生植物なのであります。ここでは桜の木に宿っています。
このヤドリギの実がヒレンジャクの好物なのです。1cm未満の緑の実なのですが、手に取って観察したいところですが、残念高すぎて手が届かないのです。

植物は生まれてから移動することが出来ません。同じところにジ~ット立ちすくすだけ。ですから彼らは(彼女)子孫を残すため懸命な努力をしているのです。
目いっぱいきれいな花を咲かせ(人間が眺めるために咲いてるわけじゃない)虫に花粉を運んでもらって・・・・・
ひっつき虫のように動物に運んでもらったり。タンポポのように空を飛ばしたり。
子孫繁栄のために彼らは常に進化をしてるのです。
それに比べて我々人間は(日本人は)子孫繁栄に何の努力もしてない!!
いずれ日本人はいなくなってしまうのか?

話が脱線してしまいました。(~_~;)
このヤドリギの実をヒレンジャクが食べると当然糞をします。

じゅるるるる~~~~




















ブリッ ブリッ!!



















くっさあ~~?かどうかは不明です( ;∀;)



















4レンジャ~、シレーっとお前もか!




と、なるわけです。

ヤドリギの実を食べると喉が渇く?イガイガする?かどうかはわかりませんが、水を繁盛に飲むようになり、水辺に下りてきます。


















この水とヤドリギの実の成分がマッチしてあの粘々うんちになる。見てもわかるように粘々糞ですね。これが木の幹にへばりつき、糞の中の種が発芽する。
素晴らしシステムが出来てるわけです。

そうです。ヤドリギはそこまで計算して果実の成分を作り上げてるのです。まことにあっぱれであります。


発芽すると根っこが幹に食い込み
そこから栄養分を得る。
なかなかしたたかでしょう?
でも発芽率は低そうです。
数撃ちゃ当たるですね。

そこで花言葉
「困難を克服」や「忍耐」になるのではと思います。
ちなみに繁殖地(大陸北東部やサハリン)では昆虫が主食だそうです。

相変わらずカネヒラさんのブログは為になる(^ム^)
マア、どうでも良いっちゃどうでもイイことかもね。一人満足と言うことで読み流して下され。

実を咥えている。まる飲みです。





































































ほぼ毎日ここで観察されてるという方が来られて、昨日は数羽をみんな追いかけてた。今日は30羽以上が絶好の位置に陣取り、今日来た人はラッキーだ。今季最高の数ではないかとおっしゃってました。
私も皆さんもパシャパシャとシャッターを繁盛に切ってましたが、2~30分もするとシャッター音も静かに……
そう、撮り飽きた(笑)
そのくらい長い時間楽しませてくれました。




















レンジャクの繁殖地であるサハリンや中国北部は環境悪化で、彼らの将来が危惧されてるそうです。
世界規模での環境悪化は、いずれ人間の生育をも危ぶむ事態になりかねないのではと思います。
生き物すべてがいつまでも飛び回り、泳ぎ回り、歩き回れる地球でありたいと、大切に優しくしてやりたいと思います。