兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

十月桜





















私の通勤は自転車。僅か十数分の時間なれど、これがなかなか面白い。
2年前から始めたバードウォッチング、近くの住宅街の中を流れる川幅十メートルほどの川だけど、水鳥をはじめカワセミも見ることが出来る、楽しみな通勤です。
この野鳥についてはまたいずれ紹介したいと思います。

さて桜ですが、この写真二日前に撮ったものです。
見事な桜です。通勤途中の小学校の裏庭にこの時期咲いてます。開花期は長く一か月以上咲き続けます。

十月桜とタイトルに付けましたが、たぶんであって定かではありません。
植物園に行くと、この時期に咲く桜が植えられていますが、こんなにいっぱい花を付けたのを見たことありません。

桜と言えば春に咲くソメイヨシノが有名ですが、このソメイヨシノが時たま秋に咲くことがあって、狂い咲きとか超失礼な言葉を発する人がいます。
ソメイヨシノだって好きで秋に咲いたわけではないわけで、あくまでも自然の摂理で咲いてるわけで、狂ってはいません。

ではどうして秋に咲いてしまうのか?
春にたわわに咲いたソメイヨシノは葉桜になり、秋の紅葉まで葉っぱを付けてるわけですが、何かの原因で夏までに葉っぱを落としてしまうことがあるわけです。
虫に食われてしまうことが多いようですが、それだけ虫が好きな葉っぱでもあるわけで、この虫たちが野鳥の子育ての重要なエサにもなるという自然の摂理となるわけです。

夏には来春の花目が作られますが、葉っぱがあることで開花を制御してるようで、その葉っぱがないと制御できなくなって、秋に気温が下がり、時たま気温が上がる時期が続くと「春が来た」!と一部勘違いを起こしてしまって、咲きだすとのことで
す。
決して狂ってるわけではないのです。

それよりも、同じ植物ながらナスやキュウリなど、年中出回ってる野菜やくだもののほうが狂ってる、いや狂わされてるのではと思います。





















一番手前の紅い葉っぱの木が現在のソメイヨシノ