兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

チャリで京都愛宕山にクリンソウを見に行く

注、「この日記は3年前(2013年)の愛宕山クリンソウの日記です。今回の日記と合わせていただきますと、
その違いが分かると思います」。

スタートして間もなく遠~くに愛宕山が見えるんですが、あの山頂近くまで自転車で、しかもあの裏側から登る。なんと無茶なことを・・・。目標物が見えるのが良いのか悪いのか?

国道1号線京都市内に入り北上、9号線から162号(通称周山街道)へ出てさらに北上。紅葉の時季は大渋滞の高尾への道を緩やかに登って行くと、♪京都 栂尾 高山寺♪ 近くの駐車場で休憩。紅葉が綺麗なところは新緑も美しいですね。私は子供の頃からこの新緑が好きでした。


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この辺から北山杉の美しい姿が左右に広がってきます。中川トンネルは超怖かった。長いしあのトンネル特有のゴーーの音、そしてライトも点けずに走るバカな車、後ろから追突されるんじゃないかと冷や冷やもの。

笠トンネルを抜けて少し下ると、JRバスのバス停「愛宕道」。そう、清滝からの登山道を表参道、そしてここからの道を「裏参道」と言うらしい。

今日はこの裏参道を自転車でこのまま進みますが、地形図によるとこの林道が首なし地蔵の近くを通っているので行けるであろうと思って来ました。(反対方向からは舗装された道で首なし地蔵まで来れるらしいが急こう配の様なので今回はこのルートを選択)

この林道、最初は舗装されていましたがやがて予想通り地道に、勾配はそれほどでもないのですが、愛用のクロスバイクはほとんどロード仕様、この地道はちょっとキツイか。それでも乗ったり押したりしながらスタートから4時間ほどで「首なし地蔵」に着きました。早い!電車バスよりも断然早い。さすがチャリンコの異名を持つ私です(笑)
GPSロガーの表示では標高702m.



と言うことでこの近くまで車でも来れるのですが、今日は5台ほど止まっていました。でもやっぱりここまで車は、「ずるい!反則技ですよ」。と思うのは私だけでしょうか。

昼食後いよいよクリン草を求めて歩き出します。まずは三角点へ、狭い三角点でたばこをプカプカされてるおばちゃんが居たので即退散。芦見谷源流を目指して下ります。最初の一滴ではないですが樋が差し込まれた所からちょろちょろと水が・・・「これが芦見谷川の始まりだ」で、最終どこの海に注ぐ? この谷を下って行きます。こういう谷ってうす暗いのですが、その中に、パッと明るい花が、そうクリン草です。この谷はクリン草はあまり多くないのですが、谷の雰囲気がとってもいいと聞きましたので来てみましたが、そうですね、暑い夏にテントでも張って数日過ごしたい気分ですね。聞こえるのは水が流れるコトコトと鳥の声だけ、もう最高。

支流がいくか合流してくるのですが、なんとなく感が働いてその一つに入って100mほど上流へ行くと、なんということでしょう、クリン草の群生地がありました。
2~300mに渡ってクリン草の集団が幾つも有ります。探検家が財宝を発見した気分。ほんと嬉しかったです。誰にも会えませんでしたが足跡が少々ありましたので、知る人ぞ知る場所なんでしょうか。



























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その後いよいよ本日のメインイベント、通称クリン草の谷へ、ブログなどで確認すると今年はシカの食害で花が少ないとの事。昨年の秋迷いと不安の中歩いた谷に合流して竜の小屋へ、この辺りから数百m上流に渡ってクリン草が見られます。やっぱり人も多いです。確かに食害なんでしょうか、ひどい所では数百株あっても10~20ほどしか花が付いてません。それでも上流へ行けば行くほど食害を免れているようで、規模は小さくなりますがほとんどの株に花が付いていました。

またボラさんでしょうか、ロープを張って管理されてました。






とても気分よく駐輪してある首なし地蔵に戻りました。さあ後は下りだけ、下りは京都側へ、眼下に見える街まで一気に下るぞ~と走り出すも・・・。参った、もの凄い急坂、しかも舗装されてると言っても荒れ放題。スピードは出せないからブレーキを目一杯引いても止まらないほどの急坂。こんな目一杯ブレーキを引きっぱなしはまずいんではないの?エンジンブレーキをなんて思ってはみたものの(笑)ほんとマジでブレーキシュウが焼付くことってないんでしょうか。

それでも1時間後には五条天神川、2時間ちょっとで家まで帰ってしまいました
自転車走行距離  77km
山歩き時間     3時間10分
ストレスも、もやもやも一気にぶっ飛んだ一日でした。
それにしても疲れた~。