兼平もんじの 山と川と大地と・・・

山歩き サイクリング 淡水魚釣り バードウォッチング 山野草 アウトドア日記です。

京都 宇治 平等院 宇治上神社 界隈を歩く

尼崎に住む友人より「修理の終わった平等院を参拝したいので、久しぶりに会おう」と誘いがあり、歩いてきました。

JR宇治駅で昼過ぎ合流、駅前には茶壺の形の郵便ポストが、「こんなん有りなわけ」?と友が。自治体が勝手に?好きなデザインのポストを作って設置して・・・・・・
















まぁ勝手にではないにしろ、面白い考えだ。各地にゆるキャラポストなるものを作って、そのポストに投函すればポストデザインの消印が押される。そうするとハガキ手紙の需要が伸びる。如何でしょう郵政省さま?

宇治橋商店街を抜けると平等院表参道。

                              香り風景100選だそうです。
香りと言えばもちろんお茶。ほうじ茶を煎る香りが参道一帯漂っています。
私の好みで言えば、ほうじ茶や玄米茶はたまには美味しいが、飽きてくるのでほんとにたまには飲みたいお茶であります。



表参道の突き当りが平等院入口。
並んでます。平成の修理の後で混雑してるとは聞いていたが、もうそろそろ良いんではとは、友の話。
しかし甘かった?まだまだ混雑は続いているようです。
先に宇治川縁でもぶらつこうということで、
左岸を上流方面へ歩きながら、若い時沖縄のちっちゃな島での一夏の話で盛り上がり「あの頃に戻りてェ」とは二人の一致した心境でありました。


天ケ瀬吊り橋から、天ケ瀬ダムへ
この辺りの風景は私のお気に入りでして、四季を通してチャリで訪ね歩く場所のひとつです。平等院から歩いて30ほどでダムまで来ました。






ダムの上からも見学できるけどパスして今度は右岸を下流に歩きます。



この辺りの道は、こもれびの中気持ちよく歩いたり走ったりの出来る散歩にはうってつけの気持ち良い道です。
休日にはバーベキューの人達で賑わっているはずなんですが・・・・なぜか今日は、だ~れもいません。こんなに天気もいいのにみんなどこ行ったの?
さては朝方の大雨で出足くじかれたか?

亀石付近まで戻ってきました。
各地に岩の形が〇○の形に似てるから
〇○岩とかの景勝地がありますが、この亀石、江戸時代の地誌にも紹介されてるほどの名石だそうです。昨日今日付いた名ではないわけで、由緒ある石のようです。
しかし水位によってカメらしく見えるわけで、水位が高くても低すぎてもだめなわけで、今は上流には南郷の洗堰や今見てきた天ケ瀬ダムもあって、水位調整されているわけで、そう考えると昔はそんなしょっちゅうはカメが現れなかったのではと思いますが・・・・。

亀石を過ぎると右側には興聖寺の琴坂が、左右を流れる水路の水の音がまるで琴弾いてるように聞こえます?かな?


さらに行くと左手に鮮やかな朱色の朝霧橋が見えてきました。












すると間もなく右手には宇治神社の鳥居が、ここにお参りし、さらに奥側には世界遺産宇治上神社があります。
小さな神社ですが、本殿(1060年)拝殿(1215年)頃に建立されたようです。
              
                拝  殿

拝殿前の左右に三角に盛られた砂山は清め砂だそうで、他の神社の神様の降りられる場所とは意味合いが違うようです。
またこの清め砂は持って帰ってお家の庭にもまけるように販売されてました。

本 殿


















この辺で休憩をしようと数少ないお店を覗くも、どこもここもいっぱいで、
仕方がないので缶コーヒーで川縁の石垣の上でしばし談笑。

二時間近く歩いてやっと宇治橋に到着。さすが車も人も多い場所です。
私の好きな景観、それはこの宇治橋から見る上流の景色。




いつも何故かここに来ると立ち止まり、しばし眺めます。









やっと廻りまわって平等院へ。
参拝券売り場はまだ数十人の並び。

せっかく来たのだから当然鳳凰堂内部も拝と、がしかし一時間待ちとの事。
「え~1時間も並ぶわけ」
と思ったら予約券を先に購入して置いてその間他を見学すると言うことらしい。










15時30分の券を手に入れ、まずは鳳凰堂を外から見学。









10円玉でお馴染みのこの角度の撮影場所は大勢の人。一番前に出て撮ると左右が入り切れないとなり、なんとかギリギリの図がこれ。
皆さんご存知でしょうか?この正面から御本尊の阿弥陀如来坐像のお顔が見えるのですが・・・・・・。真ん中の建物の下の方に黒っぽく四角に見える部分の所に、御本尊のお顔が見えるように丸窓があるんです(この写真では??ですが)
ズームアップしたのがこの写真。
確かに見えますが肉眼では厳しい。  
でもここで合掌です。

屋根の上の金色に輝く鳳凰が見難いのですが、後ろ側より撮りました。





                            


この後鳳翔館に入ります。平等院の博物館と言ったところでしょうか。
梵鐘、雲中供養菩薩像などの国宝展示物が間近に見ることができますし、この後入る鳳凰堂の内部の絵の復元や建設当時の鳳凰などが展示して有りました。

気が付くと鳳凰堂拝観の15時30分の5分前、あわてて鳳凰堂入り口に向かいます。
ここで注意事項の説明が、「鳳凰堂は国宝です。柱や壁など触れないように、傘は入り口の傘立てに置いて下さい」などなど。
最近油などかけてるバカ者などがいますので、国宝を守る立場の関係者は大変な気の使いようなんでしょう。

しかし、ここだけの話ですが、京都の田舎のある寺院の国宝の阿弥陀如来坐像の膝には参拝者のコインが乗ってまして、誰でも触れれる状態でした。良いか悪いかわかりませんが、地元の身近な信仰の寺院の仏像ですから、これも有かなとも思います。

いよいよ鳳凰館内部に入ります。ここで10分ほどの説明があります。
外側は今回の修理で綺麗に修復塗り直されていましたが、内部は創建当時のままの超古臭さが漂っていました。内部四方の壁扉画はほとんどわからないくらい落ちてます。(復元は先ほど見学した鳳翔館)

鳳凰堂は極楽浄土の宮殿をイメージした建物で、生前の善行悪行に関係なく、南無阿弥陀仏を唱えることで、極楽浄土に行けると言うことです。お心当たりがある方是非参拝を(^ム^)

      ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ここであることを思い出した。「鵜」
ここ宇治川では夏の風物詩として鵜飼いショーが行われてますが、この鵜が卵を産んで昨年一羽今年2羽日本で初めて孵ったようで、今年の二羽が今日は見れるとの事だったが忘れてました。もう時間が過ぎてしまってるので他の鵜だけでも見ていこうと塔の島へ。

塔の島の一角に鵜小屋があって見ることができます。
十数羽いるようです。鵜飼いショーに頑張る鵜たちはウミウで、その辺の川などで見れる鵜はカワウ。どう違うんだろう。
ミウは海岸で捕獲したのを購入するらしいのですが、その辺のカワウで良ければもっと手軽に調達?出来るかな?

左が今回のウミウ 右が今春撮影したカワウ

 










と言うことで今回の歩き旅は終了
最後までお付き合いありがとうございました


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